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ピルには避妊用に使う自費診療のピルと月経困難症の治療に使う保険診療のピルがあります。 基本的には卵胞ホルモンと黄体ホルモンの合剤ですが、ホルモン量やホルモンの種類に若干の違いがあります。 いくつかの種類がありますので、医師とよく相談の上で使うピルを決定してください。 ピルには副作用があり、副作用による死亡例も報告されています。ピルを使う際には十分な説明を受けて、副作用に注意しながら続ける必要があります。 特に、血栓症(血管の中に血が詰まる病気)や子宮・乳房の癌の方は使ってはいけない薬です。その他にも原因不明の不正出血や35歳以上で1日15本以上の喫煙者、血栓の起こりやすい体質や疾患、重症な心臓弁膜症や糖尿病、肝機能異常、前兆のある偏頭痛や手術前後の方など、のんではいけないとされる条件がたくさんあります。さらに、肥満や偏頭痛、家族の乳がんや血栓症、心臓や腎臓の疾患、てんかんなど、注意しなければいけない条件もたくさんあります。 当院では、こういった事をきちんとご理解いただくために15分~20分の時間を割いて、資料をお見せしながら十分な説明を行って、ご納得いただいてからピルの処方を行います。 また、ピル内服中には半年ごとの検査を行い、ピルの副作用を確認しながら内服を継続していただくようにしています。 ピルは避妊や月経困難症の治療に必要な薬ですが、そのリスクとベネフィットを十分に理解しながら使用しなければいけない薬だということをご理解いただく必要があると思っております。