中絶手術と中絶薬
中絶手術
朝10時頃に入院⇒子宮の出口を開く器具を入れる⇒昼頃 麻酔をかけて手術⇒夕方 退院
中絶薬
フェミプロストン内服⇒36~48時間後入院⇒ミソプロストール投与⇒入院待機⇒24時間後排出
カナダの研究
4万人での比較
全有害事象 薬 28.9人/1000人
手術 12.4人/1000人
重篤な有害事象 薬 3.3人/1000人
手術 1.8人/1000人
短期的な有害事象のリスクは中絶薬の方が高い
手術と中絶薬
手術:入院は6~8時間。その日のうちに帰宅。
薬:入院は最大24時間 最低1泊が必要。
手術:麻酔をして意識のないうちに中絶
薬:中絶中も意識はある。
手術:手術時間は5~10分程度
薬:内容排出までに最大24時間
EVAとMVA
どちらも吸引法。EVAは吸引機械をつかった吸引。MVAは手動の吸引機を使った吸引。
両者の比較試験でMVAはEVAに対して非劣性が示された。
EVAの機械が無い場所ではMVAは有用だが、MVAの器具は数万円と高価である。
当院では、夜を超えて入院ができませんので、中絶薬は扱っておりません。
一日で処置が終わり、手術中も麻酔で意識のない中絶手術を院長が行っております。