月経異常

生理異常

生理が早く来る、遅く来る、生理期間が短い、長い、生理量が多い、少ない、生理が不順、生理痛がひどいなど生理異常は人によって様々です。
原因も、ホルモンバランスの異常、子宮の異常、卵巣の異常など様々なので、きちんとした検査をして原因を探り、対処する必要があります。
子宮や卵巣の形の異常は超音波などでわかりますが、ホルモンの異常については詳しい検査をしてみないとわかりません
ホルモン検査は血液検査も必要ですが、血液検査では一時的なホルモン状態しかわかりません。ホルモンは生理周期により日々変化しているので、それを確かめるためには基礎体温の記録が必要です。
基礎体温をつけるためには婦人体温計が必要です。通常の体温計より目盛りが細かく、口の中で測る体温計です。
朝、目が覚めたら体を動かす前に体温を測ります。起きて動いてしまうと体温が上がってしまうので、うまく測れません。
測った体温を表に書き入れて線で結びます。これを毎日続けることで表ができます。
当院では、ルナルナというアプリをお勧めしています。ルナルナでは、毎日の体温を入力するだけで体温表ができます。また、リストから医者に見せるという項目を選び、当院を選ぶと6桁のコードが表示され、それを伝えていただければクリニックでコンピューターに体温表を表示できるので、ご自分で記録したりプリントアウトする必要が無く便利です。

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よくある疾患

多嚢胞性卵巣症候群

生理不順や無月経の原因です。原因は不明ですが、排卵がうまくいかない疾患です。超音波で見ると嚢胞(水の入った袋)が多数卵巣の中に見られ、ホルモン検査で黄体化ホルモンやテストステロンが増えています。

子宮筋腫

過多月経の原因になります。子宮の筋肉に腫瘤ができる病気で、原因はわかっていません。卵胞ホルモンによって大きくなる事がわかっています。筋腫が大きくなり子宮内膜を圧迫すると生理量が増えたり、不正出血が起こりやすくなったりします。

黄体機能不全

排卵したあとの黄体の形成不全のため黄体ホルモンが少ない状態です。黄体ホルモンは妊娠初期に妊娠を継続する役目があり、黄体ホルモンが減ると不妊症の原因となることもあります。

子宮内膜症

生理痛の原因となる疾患です。子宮の内膜と同じ組織が子宮の周りや、筋層内、卵巣内にできて、生理のたびに出血するので、炎症を起こし痛みを生じます。子宮筋層内にできると腺筋症、卵巣にできるとチョコレート嚢腫になり、治療が必要となります。

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