糖尿病、高血圧、心血管疾患などがある方は、妊娠中にひどくなったり、胎児に影響を及ぼしたりすることがあります。妊娠中は、母体に強いストレスがかかりますので、治療を切り替える必要が出てくるかもしれません。現在、病気を治療中の方、経過観察中の方は、必ず主治医に妊娠する予定があることを告げて、妊娠した時にどのように対処するかを相談しておいてください。また産婦人科医と現在の主治医が連絡を取りながら経過を診る事が重要ですから、主治医と、どこの施設で出産をするのが一番良いかを相談しておくと良いでしょう。特に、糖尿病では、血糖がうまくコントロールできないと、胎児異常発生率は通常の2~3倍といわれています。妊娠を考える前に、まず、きちんと血糖の管理を心がけてください。さらに、喘息等のアレルギー疾患を治療中の場合は、妊娠によって3割くらいの方が増悪するといわれています。十分に主治医と妊娠中の治療について話し合っておきましょう。
現在使用中の薬は、病院で処方されたもの、薬局で買ったものにかかわらず、必ず名前を控えておきましょう。処方薬局で渡された、薬についての説明書などもとっておくと良いでしょう。