1
始めに、下着(ショーツ)を脱いで内診台にあがります。ズボンの方は完全にズボンを脱いでください。スカートをはいている方はスカートをできるだけたくしあげてください。(しっかり上げておかないと、消毒液や出血などで汚れる事があります。)靴下や膝・腿までのストッキングは脱ぐ必要はありません。
2
内診台に上がって下さい。衛生上、紙のカバーがかかっていることを確かめてお座りください。足は、力をいれず足受け台に置いてください。
3
内診台は電動で、数10cm 上がります。あわてて動いてしまうと、転倒したりする事が有りますので静かにお待ちください。
4
まず、膣の中を診ます。オリモノの状態や出血の有無、膣壁の状態、子宮の出口(子宮膣部)の状態を診ます。このとき、クスコ膣鏡と言う器具が入ります。嫌がって力をいれてしまうと、かえって痛くなりますので、力をいれずに診察をお受けください。
5
次に、指による内診を行います。内診は一回一回手袋を換えて行いますので衛生的です。内診では、子宮の大きさ、形、向き、卵巣の大きさ、形、位置などを診察します。痛みなどがあれば遠慮せずおっしゃってください。力をいれてしまうと、診察が出来ませんので、力をいれずに診察をお受けください。
6
経膣超音波検査をします。お腹の上から超音波をするより、詳しく診断できます。特殊な経膣超音波用の器具を膣内に入れます。このときに力が入ってしまうと、うまく行きません。膣内から子宮や卵巣の形を見ます。この検査で、子宮・卵巣の形や位置をみます。これにより、子宮筋腫、卵巣嚢腫、卵巣の癒着、排卵の準備の状態などが分かります。
7
これで検査は終了です。オリモノなどを洗浄する必要があるときには、もう一度クスコ膣鏡を入れて洗浄液で洗浄します。薬を入れて、タンポンを使う事がありますので、タンポンを抜くのを忘れないようにしてください。また、検査によっては、しばらくの間出血が起こる事がありますので、そのようなお話があれば、ナプキンをあてておいてください。
検査に使う器具は、いずれも数ミリ~数センチ程度の大きさで、検査時に、痛みがあまり無いように作られています。