その症状、本当に更年期障害ですか?

その症状、本当に更年期障害ですか?

更年期障害はホルモンの低下による自律神経失調から起こる諸症状です。顔が急に熱くなるホットフラッシングや、急激な顔の発汗などが典型的な症状です。肩こり、疲労感、頭痛、冷え、めまい、動悸などのいろいろな症状がありますが、自律神経の失調による症状ですから、体を害するような事はありません。

最近は、マスコミなどでも多く取り上げられ、閉経期の女性のさまざまな症状を更年期障害だとひとくくりにする傾向が見られますが、これは大変危険な事です。同じような症状の他の疾患に気がつかずに更年期の治療を続けていると、潜んでいる疾患を悪化させる事があります。

また、ホルモン剤には血栓症(心筋梗塞や脳梗塞など)や乳癌、卵巣癌、認知症など様々な副作用があると考えられており、ホルモン剤を使う事によってそう言った疾患を悪化させることがあり得るので、大変危険です。

テレビや雑誌で更年期障害として挙げられている症状のいくつかが当てはまるからと言って、安易に更年期障害と考えるのは危険です。躊躇せずに、まず、内科や耳鼻科、場合によって精神科などを受診し、危険な疾患が潜んでいないかどうかをきちんと確認しましょう。

また、更年期障害の診断のためホルモン検査を希望する方がおられますが、ホルモン検査の結果と更年期症状の相関関係は明らかではありません。したがって、更年期障害の診断にホルモン検査を行っても、参考程度にしかなりません。

更年期障害に似た症状から考えられる疾患

頭痛 脳血管障害(脳梗塞など)、偏頭痛、高血圧 等
動悸 心疾患、冠動脈疾患(狭心症など)、高血圧、甲状腺疾患 等
疲労感 糖尿病、肝疾患、腎疾患、心疾患、甲状腺疾患、うつ病 等
めまい メニエール病、脳血管障害(脳梗塞など)、内耳障害(耳鼻科疾患) 等
手足の冷え 動脈硬化症 等

プラセンタ治療

プラセンタ製剤は、日本国内の正常分娩で生まれた感染のない人の胎盤を原料として作られた注射液です。更年期障害の患者さんに保険診療で使用できます。
製造時には原料となる胎盤の感染症検査を行い、さらに製造の最終段階で高圧蒸気滅菌を施され、感染症に対する対策を行っています。昭和31年に承認されてから現在に至るまでこの薬剤でウイルス感染が起こったという報告はありません。
ただし、特定生物製剤という指定を受けていますので、治療開始前に詳しいお話をして同意書をいただく必要があります。当院では薬剤の投与法を守り、一日一回一アンプルの皮下注射を行なっています。

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